
コンフォーマンスとインターオペラビリティ
- イントロダクション
- Plug Fest
- Conformance Test Tool
- コンフォーマンス作業部会
- EtherCATテストセンター
- 公式EtherCATテストセンター一覧
- インターオペラビリティテスト
- 適合認定証
イントロダクション
コンフォーマンスとインターオペラビリティは通信技術の良否を左右する重要な要素であり、EtherCAT Technology Groupではこれらを非常に重要な課題として取り組んでいます。EtherCAT技術がその仕様に基づいて正しく実装されていることがインターオペラビリティ(異なるメーカーの機器が同じネットワーク上で正常に動作すること)の必須条件です。これらを達成するために、ETGでは先ず"Plug Fests"という実践的な方法を始めました。このインターオペラビリティへの適合に加えて、Conformance Test Tool(CTT)が用意されています。製品の認証のために、公式EtherCATテストセンターが設立されました。
Plug Fest
Plug Fest(通常は2日間のイベント)は、マスターデバイスやスレーブデバイスのメーカーがそれぞれの製品を持ち込んで、インターオペラビリティを確認、改善、実装上のヒントやコツなどを共有、更には技術に関する疑問点を明らかにする目的のミーティングで、EtherCAT商品のインターオペラビリティを達成する実践的な方法として設けられました。通常は、20以上の機器メーカーが50以上の異なる製品を持ち込んで実施されます。ETGは、欧米、アジアで"Plug Fest"を開催します。
Conformance Test Tool
Conformance Test Tool (CTT)を使えば、EtherCATスレーブ機器が決められた通信手順を正しく守っているかどうかチェックすることが出来ます。CTTは、2006年9月のETG技術委員会で初めて公開されました。このMS WindowsベースのCTTは標準のPC以外何も必要としません。被テストデバイスへの通信フレームはPCのイーサネットポートを経由して送受信されます。テストツールはXMLファイルからテストスクリプトを読み込みます。テストスクリプトが独立したXMLファイルで定義されるので、テストツール本体を変更することなしにテスト記述を修正・強化できます。テスト結果とコメントはテストロガーに表示されます。更にこのツールは、デバイス記述ファイル(ESI=EtherCATスレーブ情報)を検査します。例えば、CiA402テストの場合、CiA402ドライブプロファイルによるEtherCATドライブのコンフォーマンスをチェック出来ます。(容易なセットアップ、同一の動作、周期同期動作モードが正しく組み込まれているかもテストすることが出来ます)
製品は発売される時点のCTTによるプロトコルテストに合格していなければならりません。これが、規格準拠の最低ラインです。勿論、デバイスベンダーは発売後も最新バージョンのテストツールで継続的にテストを実施し、見付かった不具合に都度対処することが期待されます。Conformance Test Toolは、Beckhoff Automation GmbHの製品で、保守、サポート、機能強化の体制を長期間維持することを目的に、会費制による使用許諾付与を採っています。EtherCATデバイスベンダーはテストツールの有効な購読契約を維持しなければなりません。
テスト仕様はコンフォーマンス作業部会によって開発・保守されます。Conformance Test Toolの詳細はつぎのリンクを参照してください:Conformance Test Tool
コンフォーマンス作業部会
ETG技術委員会は、テスト手順を定義し、特にテスト仕様を強化拡充するためにコンフォーマンス作業部会を開設しました。このワークグループは、face-to-faceもしくはwebミーティングの形で定期的な会議を開催します。コンフォーマンス作業部会の主な目標は、将来テスト仕様を規格の全ての範囲を網羅する完全なものに作り上げることです。この作業部会が作るテスト仕様はETGのテストラボで公式なコンフォーマンステストにも使われます。
コンフォーマンス作業部会の詳細やスケジュールは次のリンクを参照してください:Working Group Conformance
EtherCATテストセンター
ETGは公式EtherCATテストセンター(ETC)をドイツのニュールンベルグと日本の京都とに認定しました。更に欧州、アジア、北米にも追加する予定です。ETCは、単にEtherCAT認証テストを実施するだけでなく、ETGメンバーに適切なフィードバックや実装上の技術支援を行います。更に、ETCはインターオペラビリティテストのための環境も提供します。以下に現在の公認ETCを示します。
公式EtherCATテストセンター一覧
| EtherCAT Test Center (ETC), Nuremberg EtherCAT Test Center Beckhoff Automation GmbH Ostendstraße 196 90482 Nuremberg, Germany |
EtherCAT Test Center (ETC), 京都 EtherCAT Test Center 財団法人 京都高度技術研究所 (ASTEM RI) 〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134番地 日本 | ||
| Tel.: | +49 (911) 5 40 56 18 | Tel.: | +81 (75) 366 0143 |
| Fax: | +49 (911) 5 40 56 29 | Fax: | +81 (75) 315 2899 |
| Email: | ![]() |
Email: | ![]() |
| Web: | www.beckhoff.com/etc | Web: | www.testlab.astem.or.jp |
インターオペラビリティテスト
このテストは、多様なEtherCATデバイスの組合せで構成されたネットワークを使って実施されます。また、そのネットワークはETCで継続的に拡充・強化されます。ETCでコンフォーマンステストとインターオペラビリティテストの両方に合格したデバイスに対して、ETGから適合認定証が発行されます。
適合認定証
適合認定証が発行されたデバイスはEtherCATコンフォーマンステスト合格品であり、EtherCAT製品ガイドの規定に従ってコンフォーマンステスト済みロゴマークを付けることが出来ます。EtherCAT製品のユーザーは、デバイスの選定において認証テスト済みロゴマークの有無に注目するよう強く勧めます。




